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2017.02.21

アメリカの幼稚園事情

Category 海外の教育

Tags こどものためにできることReggio Emiliaレッジョ・エミリアアメリカの幼稚園プリスクール

公立幼稚園・行政補助は存在しない

私には現在4歳と2歳の子がいます。縁あってアメリカ、ロサンゼルスに引っ越しこちらで出産。こちらのチャイルドケアには日本と同様に0歳時から預けられる保育園(デイケア)と、3歳から入学できる幼稚園(プリスクール)とがあります。日本との大きな違いは行政の補助がないということ。低所得者家庭であれば、ほぼないに等しい位の数しかない公立のプリスクールがありますが、ほとんどのサラリーマン家庭にはそれは適用されません。補助がないということは、全てが私立の運営になり、日本では考えられないような金額を幼児教育・保育にかけることになります。5歳からの1年間は通常小学校に付属している準備的なクラス(キンダーガーテン)に通い、6歳からが小学校通うことになります。つまり、公立(基本的には無料)の学校システムは5歳児以降から始まるということになります。

 

気になるお値段

それでは私立のチャイルドケアはいくらかかるのかお話したいと思います。私の経験・知識はロサンゼルスの中心部に限られるので、広きアメリカ、地域が変わればきっと金額も変わるでしょう。ロサンゼルスの一般的な保育は、もちろん預ける時間などのよって変わりますが、例えば週5日で1日6時間だとすると、まず1000ドル(約10万円)を下ることはないでしょう。1500ドル(約15万円)を超えることも珍しくはありません。2000ドル(約20万円)などという、私が通った東京の私立大学よりも高い月謝もざらに目にします。

金額だけを見るとただただ驚くばかりですが、いい点を挙げると、それぞれのプリスクールが強い個性を持ち、教育方針や大きな特徴を掲げていること。つまりは私立大学のようだと想像されるとイメージが持ちやすいかもしれません。

 

本気のプリスクール探し

その分親は大変です。あれやこれやと教育方針を調べて、まだ言葉もろくに喋らない我が子がどこの幼稚園に向いているのか吟味しなくてはならないのです。そして現実的にのしかかってくる学費・・私は日本の金銭感覚で考えていたので、幼稚園にそんなに高いお金を払うなんてて信じられない、でも払うしかない、払うなら妥協はできない。本気のプリスクール探しが始まりました。

 

驚きの質の高さ

ロサンゼルスのプリスクール、数を覚えてないほど見てまわりました。ウォドルフ・シュタイナーの幼稚園やプレイベース(遊びを主体とする自由保育)の幼稚園、RIEというメソッドを使った幼稚園・・・プリスクールによって教育方法やフィロソフィーが全く違うのです。

私も英語であらゆる情報を読みあさり、当時は幼児教育のことなんてまったく分かりもしないのに、たくさんの質問を先生に浴びせかけました。失礼な話ですが、先生の経験値や知識の多さ、技術の高さなどもプリスクール選びの大きな要となりました。

そこで衝撃を受けたのが、確かに値段は高いけれど、私が日本で受けた幼児教育とはまったく違うレベル、そして相当にクオリティーの高いものが存在するということでした。

そんな幼稚園探しの中で私たちが出会ったのが、レッジョ・エミリアアプローチの幼児教育法です。

Mutsumi Paterson // Los Angeles

(ムツミ・パタソン/ロサンゼルス)