レッジョ見つけた!

私がレッジョ!と感じた瞬間を書いていきたいと思います。

今日子ども達とハリウッドの図書館へ行きました。私達が行く図書館には、本の貸出しが二ヶ所でできるようになっています。司書さんがいるカウンター(有人)と、コンピューターによる自動チェックアウト(無人)。私は司書さんに聞きたいことがあったのでカウンターにいると、一冊の本を手に持って10歳くらいの男の子がやってきました。男の子は「僕この本を借りたいんだ」と言いました。司書さんにしてみれば、男の子の持っている本と彼の図書館カードをスキャンすれば10秒で終わる話。もしかしたら私と話をしながらでもできたかもしれません。

でも司書さんは、私との話が終わった後に(その間男の子を待たせ)、わざわざ彼を自動チェックアウトのコンピューターに連れて行き、時間をかけ丁寧に機械の使い方の説明をしていました。男の子も興味津々の様子。“I can do it by myself from now on!”  (これからは自分で出来るよ!)と最後は得意げな笑顔。

レッジョでは子ども達に答えを教えません。答えの見つけ方を教えるのです。

子どもが学ぶ瞬間 – I did it all by myself!

見ている私がとても嬉しくなりました。これなんですよね、子どもが学ぶ瞬間って。自分でできた!という自信。なのに多くの時、大人は手を貸してしまう。手伝いたいから、時間がないから、子どもにやらせると間違えるから・・・理由は様々ですが、人生を長い目で見た時に本当のスキルとは、きっと時間がかかったり間違えたりしてはじめて身に付くものなんだと思います。なるべく自分でやらせて、間違いや失敗を経験させてあげること、それも小さなうちに。そしてもし失敗しても「大丈夫だよ、またやればいいんだよ」と支えてあげる。失敗してもいいと教えてあげる。それは時間がかかるけどもしかしたら一番の上達への近道かもしれません。

我が子が通うレッジョの学校では、子ども達のバッグを持ったり、抱っこして学校内に入ることは絶対にしないでと言われています。子どもの自主性を損なうから。たかが通園・登校にも時間がかかります。でも保護者に出来ることは、どれだけ時間がかかっても、やり方を教えることと見守る努力

子どもに何か聞かれたら本当にその場ですぐに必要なこと以外は答えずに、一緒に答えを考える。

私自身、日々葛藤です。つい手を出してしまう、自分にとって早い方法を取ってしまう。でもそんな時私は、まるで呪文のように「こどものためにできること」「こどものためにできること」・・・と頭の中で繰り返すのです。今手っ取り早い方法よりも、どうか子ども達が一生持ち続けられるスキルを身に付ける手助けができますように!!

Mutsumi Paterson // Los Angeles

(ムツミ・パタソン/ロサンゼルス)


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