外人ママ友に教えてもらった、海外でベストセラー子育て本

うちは長女が幼稚園に入る前は、都内のインターナショナルスクールに通わせていました。と言っても全く優雅な話ではなく、保育園入園難易度最高峰の目黒区に住んでいたため、認可・認証の保育園が全滅し認可外保育園に通わせるしかなく、泣く泣く自分のお給料がほとんどなくなることを覚悟でインターナショナルスクールに入れました。(でも結果的にはそれだけの投資価値はありました。)

そこで仲良くなったフランス人のママ友から、日本に住んでる外国人駐在ママの間で話題になっている子育て本があると聞きました。長女が2歳を過ぎた頃からイヤイヤ期が始まり困っていると話したところ、その本は本当にオススメなので読むようにと勧められました。
その本とは、アメリカの小児科医ハービー・カープ(Harvey Karp)さんが執筆した、1歳児-3歳児の難しい子育てをよりハッピーに過ごすための本The Happiest Toddler on the Block」です。ニューヨーク・タイムズ紙でもベストセラーと評されました。

実はイヤイヤ期の子供たちも悩んでいる

日本語版は発売されていないため英語原作しかありませんでしたが、ママ友に勧められたのでがんばって読んでみました。この本では1歳-3歳くらいの子供がなぜイヤイヤ期に入るのかを子供の発育構造から解説し、イヤイヤ期の対処法に加えて、より親も子もHappyに過ごすための方法をいろいろな角度から教えてくれます。ページ数も多く非常に内容の濃い本でしたが、特に目から鱗だったのは、イヤイヤ期の子供についての考え方。日本で”イヤイヤ期”というと、まず「親はどう対処するべきか」という議論になりがちですが、カープ医師はまず、「幼児を育てることは大変。でも、”幼児でいること”はもっと大変なんです。」と言っています。そしてこう続けています。

「子供はただでさえ、大人よりも”弱くて”、”小さくて”、”動きも遅くて”、”言葉もうまく話せない”。ただでさえ日々の生活にストレスを感じているのです。」

もし私たち大人が、”弱くて”、”小さくて”、”動きも遅くて”、”言葉もうまく話せない”状態になったらどうでしょうか?確かにイヤイヤ期にもなりたくなりますよね。まずそれを理解し、そんな相手(子供)を受け入れた上でどう対処しようか考えた方が、ずっと余裕を持ってイヤイヤ期を受け入れることができると思いました。

イヤイヤ期の根本的な解決法は「子供に自信を与える」こと

”弱くて”、”小さくて”、”動きも遅くて”、”言葉もうまく話せない”。そんな状況の子供たちにとって、「自信をつける」ということは非常に大事だそうです。カープ医師はこう言います。

「1日一つ必ず、子供が”できた!”と思える体験をさせてあげてください。そうすれば、子供たちはもっと私たちに協力的になってくれます。」

イヤイヤ期を乗り越えるためにも子供に自信をつけることが重要だとは、私にとっては新しい発想でした。
自信を育てる方法として、カープ医師は次のことも挙げていました。

子供の自信を育てるためには、
①親がその子のことを”信じている”としっかり伝えること。
②遊びでは子供に勝たせてあげること。

①の親がその子のことを”信じている”と伝えるには、例えば、子供が何か話しかけてきたら「必ず子供の目をしっかり見て、話をさえぎらずに最後まで聞く」こと。そして、”パパにこれ持って行ってくれる?”など、「お手伝いをお願いする」。また、”どれがいいと思う?”と「子供に選ばせ決断させること」だそうです。このようなやり取りが、「ママはあなたを信じている」というメッセージになり、子供が自信を育むことにつながるそうです。
私もこの本を読んでからこの事を意識して子供に接したところ、驚くほど長女のイヤイヤ期は落ち着きました。忙しいとしっかり子供の話を最後まで聞く事が難しかったりもしますが、大変でも子供の言う事を最後までしっかり聞いてあげると、イヤイヤ期の爆発がなく結果的に子育てが楽になります。夕飯の準備でバタバタとしてしまう時も、ちょっと一息置いて、時間がかかるであろうが子供に手伝わせてみる。これを毎日しただけでうちの娘の場合は本当に私の話をよく聞いてくれるようになりました。自信がいかにイヤイヤ期の子供に必要かを痛感しました。

一番大事なのはママがハッピーに子育てしたいと思うこと

人それぞれ子育てのやり方があり、家庭環境も違います。イヤイヤ期は大変ですし、その対策をするのも一苦労ですが、ママがハッピーに子育てをしたいと思っている限り、必ずその状況は改善すると私は信じています。今後何回かに渡って、このカープ医師の本にある「ハッピー子育てのための秘訣」をご紹介していきたいと思います。ママ・パパの”ハッピー”は必ず子供たちの”ハッピー”を作りますから!

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京


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