”プレイベース” 遊びから学ぶことの大切さ

先日うちの子ふたりとお友達は大きな車のおもちゃで遊んでいました。2歳、3歳、4歳の子ども達。どうやら車が突き当たりのフェンスにぶつかり、動かなくなってしまったようです。おもちゃとは言え子ども達には重い車、簡単に方向転換できません。ちびっこはママの方を見てヘルプを求めている様子。

私は基本的に、よっぽど手を出したり危険だと思う状況でなければ介入せず子どもの遊びを見守るポリシーです。困った時は子ども自身で交渉したり、答えを見つけて解決してほしい。なので(繰り返しますが)危険がない限り、「ママ〜〜」という視線を投げかけられても、助けたい思いをこらえ、言葉はかけますが手は出しません。

私がよく使う言葉は “You can do it, I know you can!”(自分でできるよ!◯◯くんができるのママ知ってるよ)。

 

How can we fix this? 自分で考える癖をつける

そうは言っても、他の保護者の目もあるし、そろそろ助けに行かなきゃいけないかなぁなんて思っていた時に4歳の娘が言いました。

”How can we fix this?” どうやったら動かせるかな?

それをきっかけに子ども達が皆協力し始めました。

”Maybe we push it” 押したらどう?

”No it’s not moving yet” まだ動かないよ

”Maybe you get off the car?” 車からおりたら?

こんなやりとりが5分くらい続きました。そして車は無事に方向転換。私は子ども達に「やったね!」とガッツポーズ。子ども達は満面の笑みを私に返してくれました。こういう大人にとってみれば小さな出来事が子どもの自信につながると私は信じています。私の子どもがこのように、「ねぇ、どうやったら解決できる?」と口癖のように言うのはまさしくレッジョアプローチのおかげ。常日頃から自分で考える癖がついているのです、たとえ4歳でも。

大人がおもちゃの車を動かしてあげればきっと10秒ですんだことですが、子ども達は大人の30倍の時間をかけて、自分達だけで成し遂げました。子ども達がこのように遊びを通して学ぶか学ばないかは、大人達の見守りの仕方にもよるのではと思います。子ども達は大人とは違う時間軸で生きています。一番もったいなくそして一番多いのが、他の保護者の手前、大人が子どもをすぐに手助けをしてしまうこと・・・。

 

チャレンジ万歳、どうやったら解決できるかな

How can we fix this? How can we solve this?

どうやったら解決できるかな?

これはレッジョのプリスクールでよく耳にする言葉です。小さなうちから困った時は自分で考える癖をつける。

あるレッジョの先生が言った言葉が忘れられません。

うちの幼稚園の卒業生達は困難にぶち当たると ”Yes! Challenge! How can we solve this?” やった!チャレンジ(困難)だ!どうやったら解決できるかな?と目を輝かせるのよ。

Mutsumi Paterson // Los Angeles

(ムツミ・パタソン/ロサンゼルス)


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