世界でもダントツに低い日本の若者の自己肯定感

 

最近子育てと一緒に取り上げられるのが「子供の自己肯定感」。昔はその概念自体がない風潮でしたが、私たち親世代は自己肯定感の重要性を認識し始めています。

そんな中、日本の政府も実は子供たちの自己肯定感の重要性を掲げています。内閣府が公開している「子ども・若者白書(平成26年版)」では、日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査の結果が発表されています。

①「自分自身に満足している」

アメリカが86%、イギリスが83.1%、フランスが82.7%に対し、日本の若者はたった45.8%が「自分自身に満足している」と答えています。半分以上の若者が、「自分に満足していない」と思っているのです。

②「自分には長所がある」

アメリカが93.1%、ドイツが92.6%、フランスが91.4%に対し、日本の若者は68.9%が「自分自身に満足している」と答えています。

日本の若者の半数近くが、自分自身に満足していず、自分に長所があると思えていないという結果になりました。

日本人の自己肯定感の低さが国際社会でのチャンスを奪う

 

日本人の自己肯定感の低さは、国際社会で活躍するためにはマイナスとなるようです。某大手外資系化粧品会社の人事担当のフランス人と話す機会がありましたが、彼が面白いことを言っていました。

「日本人と採用面接をするといつも驚く。「私はあまり⚪︎⚪︎が得意ではありませんが、がんばります。」とみんな言っているが、自分に自信のない人を誰が雇いたいと思うんだ?自分のマイナスPRにしかなっていない。」

日本人からしたら、「謙遜」してそう言っているのだと察しはつきますが、国際社会では全く理解されないようです。自信のなさはやる気のなさにも繋がってしまいます。

実際、内閣府の調査でも「うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組む」と答えた若者の数も、日本は他国に比べて非常に低いです。

フランスが86.1%、ドイツが80.5%、イギリスが80.1%、アメリカが79.3%に対し、日本の若者はたった52.2%が「うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組む」と答えています。日本の若者の半分は、”うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組めない”ということです。世の中に新しい価値を生み出すような革新的なビジネスは、うまくいくか予測できないことが多いもの。このままでは、GoogleやFacebookのような世界的事業は日本から生まれません。

日本人が英語を話せないのは「間違えるのが怖い」から

 

こういった日本人の自信のなさは、日本人の英語力にも大いに影響を与えています。私も海外で生活をしたり外国企業と仕事をしてきましたが、英語を母国語としない外国人の多くが、文法が間違っていようが発音が上手でなかろうが、英語を自信を持って話していること。特に活躍している人ほど、英語の上手い下手に関係なく堂々と話しています。

それに比べて日本人は、分かっているはずの英文でさえ自信がなさそうに小さい声で話すので伝わらない。伝わらないと、もう諦めてそれ以上会話を進められなくなる、というケースが多いように感じました。
でも、英語のネイティブの人でも、自信を持って大きな声で話す人の話は英語が上手でなくても聞いてくれるものです。自分の考えを持ち、それを大声で伝えることのできる人は、英語がネイティブでなくても人から注目を得られるのです。

日本人に必要なのは、とにかく「間違えを怖がらすに英語を大きな声で話すこと」に尽きます。

子供たちが国際社会で活躍するためには、まず「自己肯定感」を伸ばそう

 

日本人の自信のなさは、「自己肯定感」の低さから来ています。日本人の子供たちがもっと自己肯定感を高く持つことができれば、英語も臆することなく話して上達し、自分を過小評価せずに自信を持って国際社会を渡り歩くことができます。子供たちの英語上達の近道は、まずは自己肯定感を高めることから始まると言えるでしょう。

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京

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