無視できない「家庭教育」

教育には1つの「正解」がありません。どのような教育環境や教え方が一番いいかは、子供によって異なりますし、家庭によっても価値基準は違います。
しかし、今世の中で華々しく活躍している人たちが、子供の頃にどのような教えを受けてきたかを見れば、私たち親にとって何かヒントが見つかるかもしれません。それに、学校以上に重要なのは「家庭教育」。両親の日々の”教え”というのは、子供達に非常に影響します。
今日は、ダイヤモンドオンライン掲載の「孫正義・孫泰蔵を生んだ理想の教育「孫家の教え」とは」をご紹介します。ソフトバンク社長の孫正義さんと、その実弟であり数々のイノベーションを生み出してきた孫泰蔵は、どのような家庭教育を受けてきたのでしょうか?

人の言うことを全て鵜呑みにしない

孫泰造さんは、小学校の頃のお父さんからの一言を強烈な印象として記憶しているそうです。

僕が小学校2、3年のころだったと思います。父が「今日、何ば習ってきたか」と聞くので、僕は「分数の割り算を習ったばい。ひっくり返して掛けるとよ」と喜々として答えたのです。父は「おおそうか、それはよかったな」と。ですが、こう続けたのです。「ばってん、泰蔵ね。学校の先生は、時々うそを教えるぞ。先生の言うこと聞くなよ」と。

「先生がうそを教える」とは、普通の親はなかなか言えない言葉です。むしろ、「ちゃんと先生の言う事を聞いてきなさい!」と怒ってしまうことが多いのではないでしょうか。
ここで言う、”先生が嘘を教える”というのは、「先生ですら間違えることもある」ということだと思います。人が言うことを100%そのまま受けていては、考える力が育ちません。

「何でもうのみにせずに、常識を疑って自分の頭で考え知恵を絞りなさい」

孫泰造さんも、お父さんはこう伝えたかったのだと話しています。

子供達が将来必要な4つのスキル

Kodomo Eduのブログでも何度も取り上げていますが、子供たちが将来必要とされる能力というのは、今とは違います。AIなどのテクノロジーの進化に伴い、今の子供たちに求められるスキルは下記の4つです。

 1)クリエーティビティー
2)クリティカル・シンキング
3)コミュニケーション
4)コラボレーション

孫さんのお父さんが教えたかったことは、この「 2) クリティカル・シンキング」に当たります。
孫さんのお父さんは当時焼肉店を経営していたそうですが、弟子入りなどせず、全てゼロから自分でやったそうです。その根底にあった考え方が、「教わればオリジナルを超えられない。」ということ。教えられたことだけ真に受けては考える力が育たず、それでは人の先を行くことはできないからです。
まさに孫正義さんも、各分野の優秀な専門家たちを前にしても、受け売りをせず、ずっと自分の頭で考えるそうです。

世の中で「定石はこうだ」といわれていることでも、定石だといわれる理由が分かるまで、「やっぱりそうか」と腹落ちするまで、追体験するのです。

もしかして教育で一番重要なのは、子供のどこの学校に通わせるかでなく、私たち親がしっかり家庭教育を意識することにあるのではないでしょうか

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京

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