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2017.04.28

東大生を育てる12歳までの子育て法

Category 日本の教育

Tags 子供教育子ども家庭教育

ニューズウィーク日本版の「東大生に育てたいなら、子供を「他人」と思いなさい」という記事の中で、口コミだけで生徒を集める学習塾を主宰する楠本佳子さんの著書『12歳までに「勉強ぐせ」をつけるお母さんの習慣』が取り上げられていたので、ご紹介します。親が勉強しなさいと言わずにお子さんが東大に合格した裏には、どのような子育ての秘訣があるのでしょうか?

絶対NG①怒った時でも子供の能力を否定しない

この本で言われているのは、子供が自発的に勉強する、夢に向かって努力していくのも、全て「親次第」だということ。うちの子はなぜできないのかと嘆くより、まずは親としての子供への接し方を見直す必要があるようです。
子供が小学生になって一人前になってくると、どうしても親子で口論になったり、怒らないとこちらの言う事を聞いてくれないことも増えてくると思います。でも著者は、怒った時でも”バカ”だとか子供の能力を否定する言葉を絶対言ってはいけないと言います。親が軽はずみに本意でないことを言ったとしても、子供の心には残るもの。それを本気として受け止めてしまうので、悪気がなくても絶対「あなたはできない」という内容は口にしてはいけないそうです。言霊とも言いますし、気をつけたいですね。

絶対NG②他人に子供を褒められて「そんなことないですよ」と否定する

日本人としては、”謙虚であること”は美徳とされています。しかし、こと子供に関わると別。謙遜なんかせず人前で褒めてもいいのです。よく子供が家族以外の人から褒められると、内心では「嬉しい!やっぱりそう思う!?」と思っても、「そんなことないですよ〜。」と答えることは多いのではないでしょうか?
でも実はそのママの発言、子供はしっかり聞いています。私も小学生のころ、外で人に褒められた時に「もう全然そんなことないですよ〜」と全否定している母を横目に(笑)、「何で”そんなことない”って言うんだろう?」と幼心に寂しく感じたことをよく覚えています。大人が何気なく言った発言も、子供には非常に印象的に残ることもあるので、発言には十分気をつけたいですね。とにかくお子さんのことは人前でも褒めてあげましょう。

絶対NG③思春期の子供に遠慮して敢えて”何も聞かない”

子供が大きくなってくると、何でもかんでも親に話していたのが、友達にしか話さなくなったりします。すると、思春期の子供を気遣って敢えて距離を置いて何も聞かない、というママ・パパもいるかもしれません。
しかしこの本の著者は、親子の会話がないというのが一番の問題と言っています。親が子供が実際何を考えているのか分からないと、いざ子供がSOSを出した時にも気が付きません。だからこそ毎日の親子の会話が非常に重要。でもやみくもに「今日は何があったの?」と聞いても子供は素直に答えてくれません。そこで必要なのが「親の質問力」質問力を上げるためには、子供をよく観察することが大事だそうです。

重要なのは「子供は他人」と理解すること

自分の体から産まれた子供だから、無意識のうちに自分と同じ考え方や価値観を持っているだろうと思って接してしまいがちです。しかし、子供は「考え方も異なる他人」と理解すべきだと著者は言っています。そうすることで、偏見なく子供本来の姿を正しく観察することができます。子供が反抗したり態度がいつもと違う時は、必ず原因があるもの。それを自分の価値観ですぐ怒ったりせず、じっくり会話をして一番の理解者になることが、自発的に勉強にも取り組める子供を作るのでしょうね。

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京

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