私は毎週レッジョ・エミリアアプローチの先生がファシリテーターとなり保護者と育児について話し合う会に参加しています。トピックはイヤイヤ2歳であったり、トイレトレーニングであったりと毎週変わりますが、昨日出たトピックが面白かったのでここで紹介します。

Trash truck is coming into my room ! ゴミ収集車が私の部屋に入ってくる!

昨日ある親御さんが「うちの子が、ゴミ収集車が来ると(その音が)怖くて寝れなくなるの。」と相談しました。ロサンゼルスではゴミ収集車に各家庭が出したゴミを入れるのは日本のように手ではなく、車についているアームで大きなゴミ箱を豪快に持ち上げ、そしてゴミ収集車の上にふりかざしてゴミを入れます。確かに大きな車でその音も特大。でもその大きさゆえか動きの独特さからか、割と子どもには人気があり、ゴミ収集車を見るのが大好きな子もいます。この相談をした親御さんは3人の子どもがいて、上の男の子2人はゴミ収集車が大好きだったパターン。なので末っ子の娘さんが本気で怖がって泣いてしまうのをどう対処していいか分からないとの相談でした。

子どもの恐怖心にどう対処すればよいのでしょうか

先生の話には3点のポイントがありました。ゴミ収集車が怖い、というこのトピックを一般的に「子どもが恐怖に感じる物」と置き換えてみると共感しやすいかもしれません。

①Honor it with respect (敬意を持ってその感情を受け止める)

子どもは思いもしないことに恐怖を覚えたりするものです。例えばお風呂の排水口に自分が飲み込まれてしまうのではないかとか。大人からするとそんなことは現実的に起こり得ないのですが、子どもが感じている恐怖心は真剣なものです。

②We want to acknowledge it(認めること)

その恐怖心を同調もせず説明もせずに「大丈夫、そんなことないから」と簡単に言うのではなく、子どもの恐怖を真剣に受け止めてあげましょう。きっと大人からすれば大したことではなくても、子どもにとっては世界がひっくり返るくらいの出来事なのですから。

③Tryi to fix it, Let’s solve the problems!(解決しよう)

その大変な出来事に関して、家族で集まってどうすれば良いか話してみましょう

子どもは自分のために家族皆が話し合いを行ってくれるということで大きなサポートを感じます。例えそこで名案が出なくても、自分には意見(感情)があること、そして皆がそれを解決しようとしていること。これらは子どもにとってとても大きな安心感を与えます。

また具体的なアドバイスが出席している保護者から出ました。

  • ゴミ収集車に乗っている人に手を降って(きっと降り返してくれるので)、ゴミ収集車を単なる物ではなく、自分と関係がある物だとパーソナライズする
  • ゴミ収集車についての絵本を読み聞かせる
  • ゴミ回収所の社会見学ができる日に行き、実際のゴミ収集車に乗ってみたり、その動きや、ゴミ回収の仕組みを学んで見る。それによってきっとゴミ収集車に対する違う味方が持てる

皆さんならどのようなアドバイスをしますか?

問題解決が可能だということを伝える

レッジョではグループミーティングを大切にします。これは私も家庭で取り入れているレッジョの要素のひとつです。困ったことがあったり、次にどうしたら良いか分からなかったり、家族のメンバーが怒っていたり、または単純にどこに行くか決めるときなど・・・とにかくLet’s call a meetingがうちの口癖。我が子は2人とも2歳からレッジョ・エミリアアプローチの学校で慣れているせいか、Let’s call a meetingというとすぐに集まってきて、順番に意見を言います。相手の意見もちゃんと聞くのが鉄則。そして皆で決める。小さな体に身振り手振りを加えて一生懸命に I have a great idea! という姿はなかなか頼もしいものです。親としてできることは、それが何であれ、「問題解決ができる(しようとする努力ができる)んだよ」という姿勢を見せることでしょうか。そして私も分からないことやすぐに解決できない時は正直に「ママも分からないから調べるね」と言います。分からないことがあってもいい、そうしたら調べて、そして考えて、皆で一緒に考えて、そしてきっと解決できるね、と私は常に伝えます。

Mutsumi Paterson // Los Angeles

ムツミ・パタソン(ロサンゼルス)

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