ママが仕事を続けられない日本の実情

私もフルタイムママを経験しているのでよく分かりますが、日本は他国と比べてもママが働き続けることが本当に困難な環境です。
一番の理由は保育園が足りないことですが、保育園に入れたとしても障壁となってくるのは労働時間が長いこと。海外では終業は17時が定時という会社が多いようですが、日本は定時が19時までの会社が多く、早くても18時半。時短勤務を使って17時頃に退社したとしても、がんばるママは会社での評価が下がらないよう、仕事を家に持ち帰って子供を寝かしつけた後も夜中までパソコンの前で奮闘します。
さらに、なんらかの理由で出産後に一度退職したママが、子育てが落ち着いて仕事を再開したいと思っても、途中入社のママには通常どの会社も時短勤務の選択肢は与えてくれないので、再就職自体が難しくなるのです。

海外ではワーママは「罪悪感」を感じない?

そして働いているママは誰でも一度は感じた事があるのが、子供を長時間預けることへの罪悪感。子供がママを必要とする幼少期にこんなに1日中離れて過ごしていいのだろうか、という葛藤はママなら誰もあります。また、私もフルタイムの現役時代は、仕事が長引いて子供を延長して預ける日が続いた時、「あー、早く帰って子供に会いたい。。」と仕事中に思ったことがありますが、責任のある仕事を任されてる手前、そういう気持ち自体がいけないことのようにも感じてしまいました。

しかし、東洋経済オンラインの記事「フィンランドのワーママに『罪悪感』などない」にもありますが、フィンランドのママはこのような罪悪感とは無縁のようです。

フィンランドで子育てをする女性たちに会って感じたことがある。それは、日本のワーキングマザーが直面する「子どもを預けて働くこと」に対する罪悪感や、「キャリアを取るか、家庭を取るか」といったような悩みがない様子であることだ。そこには3つの理由があると感じた。それは、「社会で子育てする文化」、「保育方法の主体的な選択」、「残業のない文化」だ。

夏休みに学童に通う子供達には無料ランチが提供されたり、子供の少ない地域では保育園が立つことが歓迎されたりと、働くママの子育てをまさに社会全体でサポートしていることが背景にあるようです。

海外では「小1の壁」に悩むワーママはいない?

保育園を利用していたママの中には、子供が小学校に上がると、とうとう働くことを辞めなくてはいけない人もでてきます。小学校に学童があるとはいえ保育園よりも下校時間が早い小学校では、今までよりも仕事とのバランスが難しくなります。

しかし、東洋経済オンラインの記事によると、「フランスで「小1の壁」に悩む母親はいない」そうです。

フランスにはそんな「小1の壁」はない。まず、入学式はない。

フランスの小学校では、そもそも学校行事が少ないのだが、保護者会は平日の午後6時ごろから開かれた。校内を自由に見学できる学校開放の日と、学年末のお祭りは土曜日だった。

日本では何万円もするランドセルを用意するが、フランスの子どもが背負うカルターブルという横長のかばんは安価だ。ナイロン製のカルターブルが数千円で購入できた。上等なカルターブルを子どもに持たせて、競い合うような雰囲気も皆無だ。

日本のワーママの働き方を見つめ直す

こうやって海外のワーキングママ情報を見ていると、自分の以前の働き方に疑問を持つようになりました。私は今はフリーランスなのでこのようなジレンマはありませんが、昔の自分と同じ環境で辛い思いをしているママがいると思うと、何か改善の余地はないかと考えます。今すぐ政府のシステムを変えることはできませんが、自分の環境を変えることはできます。思い切ってフリーランスで働いたり自分の得意なことで起業することも一つの選択肢かもしれませんね。

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京

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