フィンランドから始まった”プログラミング女子”のムーブメント

先日フィンランド大使館のランチパーティーにお呼び頂いた際に、フィンランド出身の女性プログラマー、リンダ・リウカスさんにお会いしました。

彼女はプログラマーであり、アーティストであり、社会活動家。大学でビジネスとデザイン、アメリカのスタンフォード大学でプロダクト・エンジニアリングを学んだ後、男の子だけでなく女の子にももっとプログラミングに親しんでもらいたいという思いから、Rails Girlsというプログラミングの無料ワークショップをスタートさせ、現在200都市以上で開催しています。まさに”プログラミング女子”の先駆け。
そんな彼女は実は、絵本作家でもあるんです。

5歳でも楽しめる”プログラミング絵本”


リンダさんは日本でも昨年「ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング」を出版していますが、この1作目は既に20カ国以上で翻訳されています。日本でも発売当時、Amazonの絵本ランキング1位にもランキングしています。そして今年、2作目の「ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ」も出版しました。
私も実際に買って読んでみましたが、プログラミングの絵本とはいっても、ルビーという女の子が主人公でちゃんと絵本としてのストーリーがあり、絵も柔らかいタッチで引き込まれました。ストーリーのところどころに、「プログラミングってどうゆうもの?」という概念が分かるような仕掛けがあります。
例えば、パパがルビーに、”学校に行くから服を着なさい。”と言うと、いたずらっ子なルビーは、”パジャマを脱いでとは言ってないよね!”と言って、パジャマの上から服を来てしまいます。
まさにプログラミングでは、的確な指示をしてあげないと自分の作りたいものが作れません。私は大学1年生の自由選択授業で、Java Script含めたC言語の授業を取って少々プログラミングをかじりましたが、「コンピューターに細かく指示して初めて機能するんだなぁ」と感じたことを思い出しました。まさに論理的思考と数学力が鍛えられます。

女の子にもプログラミングを

リンダさんは女の子でもプログラミングを学ぶことで未来の可能性を開いて欲しいと話しています。
ハフィントンポストの記事によると、昨年の来日の際も、そのことについて熱く語っていたようです。

「全ての会社が近い将来、ソフトウェアの会社になるからです。例えば林業はソフトウェアじゃないという人もいます。そこには森と木があるだけだ、と。でも、そんなことはありません。どの木材を伐採するのかは、市場価格を見て計算して決定したりしています。銀行もソフトウェアの会社になるでしょう」

「いまの大人が子供の頃には、コンピューターは大きな部屋にも収まりませんでした。でも牛乳パックにコンピューターを入れることすらできるようになる。日本ではトイレがコンピューターだという話をすると子どもたちは笑い出しますが、もうどこにでもコンピューターがあるんです。自動車にも、犬の首輪にも、お店にも。だから、もっとプログラマが必要だし、プログラマと同じ言語を使って話をができる人がもっと必要です」

うちは娘が2人いますが、プログラミングは理系の男の子のものと考えず、英語のような語学の一つとして、今のうちから触れさせていきたいと思いました。

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京

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