ご好評いただいた第一回レッジョ・エミリア英語アートサマースクール

先日無事に2週間のサマースクールが終了いたしました。KodomoEduにとって第一回目の企画ということ。そして、本格的なレッジョ・エミリアの教育プログラムを日本の子供たちに体験してもらうというチャレンジングな機会だったので不安もありましたが、何とか好評にお終わりました。
素晴らしい先生たちのサポートもあり、また、こちらの拙い仕切りも広い心で受け止めて下さった素晴らしい保護者の皆様のおかげで、とにかく子供達が思いっきり楽しんでくれた2週間になりました。

2週間でたくさんの子供たちを見てきて強く感じたのは、子供の適応力や柔軟性は大人の想像を超えている事。日々自分の子供しか見ていないとなかなか気付けませんでしたが、運営者として子供達がちゃんとやりたい事をやれているか毎日の様子を観察していると、一人一人が数日の間だけでも少しづつ変わっていく様子を目の当たりにしました。

母子分離ができずに初日から1時間以上大泣きをしていた子は、泣きながらもクラスで自分の作品を作り、それを先生に認められた経験を通して、作品を作って先生が褒めてくれる、ママが喜んでくれるということで、もの作りに対する意欲が湧き、4日目、5日目には全く泣かずに自信を持って教室に入るようになりました。

自由な環境で「あなたのやりたい事をやってください」という状況が日本の学校とは大きく違い、1日目、2日目は戸惑っていた子供達も、周りの子供達が作っている作品に刺激を受け、他の誰よりも高い塔をマグネットで作って見せたりと、創作意欲が刺激されていたようです。

日本の子供達の創造力は突き抜けている

今回LAから来日したスライヤ先生(詳細のプロフィールはこちら)に、日本の子供達を2週間見てきて、アメリカの子供達と比べてどうだったか?と聞いてみると、まず最初に出てきたのは、「創造力についてはアメリカの子供達を超えていると思う。」という意見でした。


下が野球場で上がサッカーのスタジアム。一度に2つのスポーツ大会が開催されるそう。


一番上には螺旋階段まで付いています。既に建築家の域の作品です。

もう一つはチームワーク。
アメリカの子供たちは、「僕は東京タワーを作る」と言えば他の子は「僕はエッフェル塔を作る」など、全く違うものを各自が作ります。それに比べて日本の子供達は、一人が「僕は東京タワーを作る」と言えば、「僕は周りの建物を作る」「僕は人を作る」という話になり、みんなで一つの「町」を作るというチーム作業が自然と生まれてきたことに驚いたそうです。

レッジョ・エミリアでは子供達の創造力がスパークする

しかし、創造力については、せっかの素晴らしい才能を持っていても、日本の伝統的な学校教育の中ではそれが育まれないことも懸念されています。これだけ子供達が創造力を持っているのに、日本からGoogleやFacebookのような企業が出てこないのも、日本の教育環境が創造力を伸ばすことには適さないからではないでしょうか。先生が持つ1つの答えをいかに的確に導くかではなく、自分のアイディアを掘り下げ表現していける環境を日本の子供達のために作っていきたいと感じました。

私は前職で、日本トップの漫画家やゲームクリエーターが、ハリウッドの映画プロデューサー達から熱烈なラブコールを受けている現場を何度も見てきました。今後は、日本の子供たちが、自分たちの創造力をもって世界で活躍できる未来を作る手助けをしていきたいと強く思いました。

本格的なレッジョ・エミリアを体験できる日本の子供達が、もっともっと増えればと切に思います。

★今年2017年12月に、レッジョ・エミリア英語アートWinterスクール開催が決定しました!詳細は決まり次第、KodomoEduのブログで告知いたします。

Yoshimi Ueda // Tokyo

上田佳美/東京

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