レッジョ・エミリアアプローチにおけるアート

レッジョ・エミリアアプローチではアートが多用されますが、どれも決まったフォームを持たないオープンエンディッドなものです。つまり見本がありその通りに作るようなスタイルではなく、用意されたマテリアルを使い子ども達が自分達の感じたままに作品を作っていくというもの。

我が家ではできる限りレッジョの学校にあるようなおもちゃやアートマテリアルを置き、子ども達が自分で好きな時に好きなだけ使えるようにしています。しかしながら絵の具や大量のクレイ(粘土)となるとさすがに話は別。母としては掃除の大変さが頭をよぎってしまうのです。

横浜美術館でレッジョ?

そんな中、こんな素晴らしいイベントを見つけ行ってきました。

横浜美術館親子のフリーゾーン

どうやら月3回ほど日曜日に開催されている模様です。粘土コーナー、絵の具コーナー、クラフトなどが常設されているようです。

子どものアトリエは小学校6年生(12歳)までの子どもたちを対象とした創造の場です。「自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でやってみること」を造形美術の基本と考え、子どもたちが自立心を育み、心身ともに健やかに成長してゆくことができるよう、遊びを通したさまざまな造形体験を提供しています。

ぐちゃぐちゃ、粘土・色まみれ!

ウォーターカラー(水彩絵の具)、クレイ(粘土)はレッジョでも多用されるマテリアルです。

こちらはクレイ。最初は硬い土粘土が水を足すことによって柔らかくなり、最初は形作れたのにどんどん形作れなくなるようなテキスチャーの変化を楽しんでいたようです。私は何かの形を作るように促すことはしませんが、What are you making? What are you building? などの問いかけをよくします。子ども達との対話が大切です。

次にウォーターカラー。日常では絶対にさせてあげられない、柱・床へのペイント!!!色の混ざり方が紙の上とはまた違います。そして平面ではない場所に描くことは脳の違うパーツを使うことにもつながります。小さな子どもにとっては机に座ってどうこうするよりも、こうして体感・体得することが一番だと私は思います。

これはビニール袋にペイントを入れ、好きなように色を作っているところ。Look the color is changing! 何色と何色を混ぜるとどうなるか話し合いながら色を足していきます。小さな袋を持ち(水が入り何気に重い)ひろげるあたりはfine motor skillの発達にもつながります。

体全体で感じるということ

こんな色まみれの時間を過ごした後には横浜美術館で開催されているヨコハマ・トリエンナーレ鑑賞。子どもと美術館ってとっても大変そうな響きですが、場所や展示を選べば意外と親も子も楽しめるもの。私たち家族はロサンゼルスでも暇されあれば子どもと美術館に行っていました。特にこのトリエンナーレのように体全体で感じられる展示は小さな子どもと出かけるのに最適かもしれません。

そして外にはスプラッシュパーク!これぞ五感で感じる最高峰!!レッジョでもウォータープレイはかかせない要素です。ぜひ横浜美術館に行ってみてください!

Mutsumi Paterson

ムツミ・パタソン


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