レッジョ・エミリアアプローチ幼児教育では自然素材を多用します。ロサンゼルスでレッジョインスパイアドのプリスクールをいくつも見ましたが、プラスチックのおもちゃがあるということはまずないと言っても過言ではありません。ちなみにキャラクターのついている物や本などもありません。その理由のひとつとして、おもちゃや本が強い定義を持ってしまうと子どもは想像力を持って遊べなくなるということ。例えばおもちゃ自体に色やキャラクターがついているとそこから子ども達が展開できる発想が限られてしまうのです。

レッジョ・エミリアの学校にあるのはオープンエンドのマテリアル

オープンエンドのマテリアルというのは、遊び方や遊び手によって100通りもの形を変えるということです。分かりやすい例で言うと積み木や粘土。そしてこれらも色がついてない物を使います。上の例からすると、例えば用意された粘土が黄色だとします。黄色という色が決められているために、そこから発想できるものが黄色のものに限られてしまいやすいのです。

そこで私を悩ませたがのが「レゴはいいのかどうか?」ということ。折しもその当時プレゼントで大量のレゴ(幼児用のデュプロ)を頂き、子ども達もよく遊んでいたというのが私を悩ませる原因でした。素材がプラスチックであったり、色が定義されているなどレッジョアプローチとは反する要素を持つレゴ・・・。がしかしビルディング(組み立てる)という目的は達せられる。当時先生に相談したところ、「レゴ(デュプロ)は簡単すぎてチャレンジがないのでそのうち飽きるだろう」とのことでした。子ども達を観察していたところ、よく遊んではいましたが確かに毎回同じような形を作りあまり発展性を持たなかったようです。年齢も上がったこともあり、自然とレゴ(デュプロ)からは卒業となりました。結局私は引っ越しまで手放すことができませんでしたが。

木製の・・・?

がしかし、先日こんなものを目にしました。オーストラリアのレッジョ・エミリアのエデュケーターが紹介している記事を見たのです。しかもなんと・・・日本製ではありませんか!その名はMOKULOCK

写真、下記文章とも http://mokulock.com/より
―ブランドのはじまりー
もくロックは2011年、山形県の置賜地方に位置する、米沢市にて誕生しました。
自然に恵まれた地域の木材をつかって、子どもたちへ自然の魅力を感じれるおもちゃを創る、というアイデアから始まった“もくロック”は、地域の産業資源であるモノづくりの技術と、想いによって生まれた商品です。
―商品に込めた想いー
もくロックが大切にしているのは「子ども達の心を育む」という考えです。子ども達の一番の学びの場となる“遊び”を通じて自然と触れ合うことで、やさしい香り、温もりのある手ざわり、心地よい音など、
“小さなことに心をよせる”ことを学び、感じる心を育む、そんな想いを込めて作っています。
―受け継がれるこだわりー
モノづくりのプロである私たちは、品質にもこだわりを持ち、「仕上げの美しさや、組合せたときの感覚」なども大切にしています。
この品質に対する私たちの心は、商品をはじめ、素材、モノづくりの現場など、全てにおいて反映されています。

海外でもかなり紹介されているようです。そして木材は無農薬。無限の可能性が広がるブロック!これはぜひ使ってみたいなと思う一品でした。

Mutsumi Paterson

ムツミ・パタソン