2017.12.05
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2017.02.21
一枚のキャンバスに子供が皆で絵を描くという意味
Category レッジョ・エミリア アプローチ
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それは表現力・コミュニケーション能力・協調性・自主性を高めるということ
一枚の大きなキャンバスを児童が共有することは、幼児教育ではあまりないことかと思います。日本のたいていの幼稚園ではひとりに一枚紙を与えられるのではないでしょうか。なぜでしょうか?喧嘩にならないから?自分で好きなようにできるから?それともそれが当たり前だから?
レッジョ・エミリア アプローチのプリスクールでは、子ども達は大きな紙やキャンバスにグループワークで絵を描くことがよくあります。それを通し、子ども達は自然と道具である筆・場所などを「共有すること」を学びます。常に自分が使いたい道具があいているわけではない、自分が描きたい場所に描きたいものが描けるわけではない、自分が描いた絵の上に誰かが描いた・・・自分の思い通りには行かない時もあります。
そこが鍵なのです。”自分が思うようにはいかない”。様々な衝突や葛藤があるからこそ、子ども達は学びます。
また、自分では思いつかなかった描き方・線の使い方・色の選び方などを通し、他の人のアイデアを尊重すること、他の人の話を聞くこと、そして自分自身もアイデアを発することを学ぶのです。
私の子ども達は2歳からレッジョ・エミリアアプローチのプリスクールで学んでいます。幼児に「他人を尊重し自発力を持て」などと教えるのは並大抵のことではないと思います。子どもは無理やり何かを教えても聞きませんから!絵を描きながら、楽しみながらこれらのことが自然に身に付くレッジョ・エミリアのアプローチは本当に素晴らしいと思います。