2024.05.30
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2024.05.31
小学校お受験ママ必見!?②レッジョ・エミリアは最高の国立小学校受験対策!?
Category 日本の教育
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ベールに包まれていた国立小学校
前回のブログ「小学校お受験ママ必見!?①イマドキの小学校の選び方とは?」でもふれましたが、国にとって「実験校」という立ち位置で運営されている国立小学校は、新しいアプローチや最新の研究結果に基づき最良とされる教育法が試される場所と定義されています。新しい学び方に積極的というのは非常に魅力的ですが、無数にある公立・私立の小学校に比べて国立小学校は都内でも数校しかないため、卒業生や在校生ともなかなか接点が持てません。実際にどんな教育がされているのか、どうやったら合格するのかについては、ネット上の情報以外には集めることが困難です。
そこで、某有名小学校お受験塾の国立小学校対策セミナーに潜入し、情報収集してみました。
国立小学校が求めるのは「豊かな子ども」
自分はお受験塾とは縁がないと思っていましたが、とうとう来てしまいました。子どもが来年には小学生になると思うとママも必死です。。国立小学校受験対策セミナーだったからか、噂で聞く私立小学校受験の殺伐とした雰囲気はそこまでありませんでした。でも親御さんは真剣な面持ちで、もちろん私語はないので少し緊張した空気感。きっと、「夏までに問題集を何十冊は終わらせてください!」という話になると思ったのですが、まず冒頭で言われたのは、
「国立小学校を受験されるなら、絶対にお子さんをペーパー漬けにしないで下さい。」
私が小学校受験で一番心配していたのは、”原体験”が一番大事なこの時期に、延々と机の上で問題集を解かせなくてはいけない事でした。しかし冒頭からその固定概念は覆されました。
講師の方によると、国立小学校が求める子どもはこんな子だそうです。
【国立小学校が求めるこども】
・人の話をよく聞く。
・それでいて自分の考えがあり、それをしっかり伝えられる。
・お友達と話し合いができる。
・日常の体験から身につけている「常識」がある。
つまり、「訓練されている子ども」ではなく、「豊かな子ども」が国立小学校では求められているそうです。
レッジョ・エミリア・アプローチは最強の国立小学校受験対策?
その話を聞いて、レッジョ・エミリア・アプローチで子どもがしっかり学べば、国立小学校受験は何も難しい事はないなと感じました。
【レッジョ・エミリア・アプローチの学校の子どもたちは・・・】
・日常生活の原体験から疑問や不思議を感じる
・その事を自分の言葉で友達・先生に伝える
・それに対する友達・先生の意見にしっかり耳を傾け、話し合いを進める。(プロジェクト)
・たくさんの自然に触れ、マテリアルに触れて感性を磨く
レッジョ・エミリアの学校で子どもたちが日常的にやっている事です。これが習慣として体に身についていれば、必要以上に受験を大きく構える必要はないのでは?と思いました。
とはいえ、国立小学校受験でもペーパーテストはあるので(多くが日常生活の常識問題ですが)、やっぱりある程度問題集を解いて備える事は必須です。特に、初めて会う先生と 初めて会うお友達の中でテストは行われます。場慣れは重要。そのためのお受験塾なのではと思います。うちの長女は過剰にシャイなところがあるので、場慣れのための練習でどこまでカバーできるか不安ですが。。
ママにとっても子どもにとってもストレスなく取り組み、ママにとっても子どもの教育や将来をじっくり考える時間を設けて、とにかく親子の絆がさらに深まるイベントになるのであれば、小学校受験は悪いものではないなと感じました。
ママが自分と子どもを見直すきっかけになるなら、それは貴重なライフイベントですよね。
Yoshimi Ueda // Tokyo
上田佳美/東京
上田 佳美
慶應義塾大学卒業。20代でウォルト・ディズニー・ジャパンに入社。モバイルコンテンツのプロデューサーとして従事し、ディズニーの “最高のモノづくり”、”最高のチームを作る ” 文化に多くを学ぶ。その後映画業界で、世界で認められる日本人のクリエイター達と出会い、日本人の創造性に興味を持つ。2016年レッジョ・エミリアのアプローチと出会い衝撃を受け、サマースクールなどの開催を経て、2019年東京・中目黒に本格的なレッジョ・アプローチを目指すKodomo Edu International Schoolを創設。
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