2022.08.22
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2024.05.31
女の子のための「リーダーシップ」の育て方【おうちでできる編】
Category アメリカの育児法
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3月8日は「国際女性デー」
本日3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」です。国連が、「女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日」として1975年に定めたそうですが(ずいぶん前ですね!)、2011年より、「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関」として「UN Women」も設立されています。 (日本支部はこちら→UN Women 日本事務所)
アメリカのテレビ司会者兼起業家のオペラ・ウィンフリーは、ネルソン・マンデラからも支持を受け南アフリカに「Leadership Academy for Girls」という女の子がリーダーシップを学べる中高一貫の女子校を2007年に設立しています。
女性のエンパワーメントの動きが近年活発になっているのは、2人の娘を持つ親としては注目したいところです。
しかし、そうは言っても日本ではまだまだ女の子がリーダーシップを学び・発揮できる場所は少ないです。そしてやっぱり子供は親の背中を見て育つ。女の子にとって最初のロールモデルはママになります。そこで、アメリカの人気子育て雑誌「Parents」の記事「(ママのための)娘にとって素晴らしいロールモデルになる6つの方法」(原文はこちら)をご紹介します。
ママが娘のロールモデルになる6つの方法
親として子供に教えなければいけないのは、しつけやお勉強だけではありません。学校だけに全てをアウトソースできないこの時代では、私たち親の日々のちょっとした意識で、子供たちが勇気を持って世の中のために立ち上がれる大人になるよう導くことが大切です。そのための方法をご紹介します。
1. まず酸素マスクを付ける
これは比喩ですが、要は「ママもちゃんと息抜きをしよう」ということです。自分をいたわることができなければ、子供をいたわることはできません。他人に共感する事が大事だと教えるには、まずママ自身が自分の気持ちを汲み取る事が大事。ママ業をしてると本当に自分のことは後回しになってしまいますが、自分のためにも子供のためにもリフレッシュする時間を作りましょう。
2. スーパーママのマントを脱ぐ
家事も子育ても全部ママだけでやっていてはどんな人でも疲労困憊してしまうし、サステイナブルでもありません。そんな時はお子さんに「これ手伝って」とお願いしてみましょう。これは単にママの負担を軽くするためではなく、「困った時は誰かに助けを求めていいんだ」という子供へのメッセージになります。日本ではどうしても「我慢」が美徳とされがちですが、子供たちにこうゆうメッセージを送ることで、子供自身が困った時にちゃんと私たち親や友達などに助けを求めることができます。
3. ママ自身がダメな自分を受け入れる
昔から一般的な「いい(女の)子」とは、勉強もできて友達とけんかすることもなくみんなと仲良くできる優等生。でも子供にそんな「いい子」になるよう教えるのは実は危険なことだそうです。子供にとって「がっかりした気持ち」や「イラ立ち」「怒り」「悲しみ」などを表現する事はとても大事な学び。(これはレッジョ・エミリアでも”emotional inteligence”として教えています。)でもこれを抑えるよう教育してしまうと、友達へのいじめ行為やその他の悪い行いでこのストレスを発散することになる子供が多いそうです。
大事なのはママも悲しくなったり間違えたりすることがある事を、ちゃんと子供たちに伝えること。そうする事で、子供たちも自分の感じる感情を否定せず、その感情をどう対処すべきかを学ぶことに繋がるからです
4. 勇気と優しさを持つ
ママ友の噂話や派閥に絶対便乗しない勇気を持ちましょう。子供たちに、ママ友達に敬意を持って話しているところを見せることも大事です。ママ友に限らず他人のいいところを見つけて褒めることを習慣にするといいかもしれません。特に子供たちの前で。(当たり前ですが)決して子供の前で他のママの噂話をしたり他人のネガティブな話をしないように気をつけてください。ママのこうゆう姿を見て育つ子供は、いじめや噂話がやっていい事だと思い育ってしまいます。いじめも、私たち親が子供に見せる態度を意識する事でなくせるのかもしれません。
5. 携帯電話を手放す
子供の前で、携帯メールやLINEを見ながら人と話をしないよう気をつけてください。ましてや携帯を見ながら子供と話すのはやめましょう。10年後、思春期の娘が毎晩食卓でやる光景になるかもしれません!(笑)仕事のストレスフルなメールは、子供の前では開かないのが得策です。
6. 子供にかまってあげられない罪悪感を手放す
もちろん子供をないがしろにする事はNGですが、仕事や必要な自分時間のために子供に手をかけられない事に罪悪感を感じすぎなくていいそうです。それよりむしろ、職場でのおもしろエピソードやママが頑張った体験談などを楽しそうに話しましょう。そうする事で子供たちも、仕事に限らず、人生において自分たちは”選択肢”がある事を学びます。
いかがでしたか?子供(特に女の子)は母を見て育ちます。私たちがうっかりしていると、無意識のうちの子供を間違った方向に導いている可能性もあるのが怖いところ。学校や周りの環境に何かを求める前に、まずは私たちが子供たちのロールモデルになる事を意識していきたいですね。
Yoshimi Ueda // Tokyo
上田佳美/東京
上田 佳美
慶應義塾大学卒業。20代でウォルト・ディズニー・ジャパンに入社。モバイルコンテンツのプロデューサーとして従事し、ディズニーの “最高のモノづくり”、”最高のチームを作る ” 文化に多くを学ぶ。その後映画業界で、世界で認められる日本人のクリエイター達と出会い、日本人の創造性に興味を持つ。2016年レッジョ・エミリアのアプローチと出会い衝撃を受け、サマースクールなどの開催を経て、2019年東京・中目黒に本格的なレッジョ・アプローチを目指すKodomo Edu International Schoolを創設。
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