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2023.05.23

「暗闇ごはん研修」のレポートです!

Category kodomo edu / お知らせなど

Tags #中目黒インターナショナルスクール #食育 #社員育成

皆さんは今年はどんなゴールデンウィークを過ごされたでしょうか?
季節は初夏。新緑の勢いが増し、太陽が眩しく感じられる今日この頃ですね!

今回のブログでは、新年度スタート1日目に実施したteachers’ training(社員研修)の報告レポートとさせていただきます。私たちのスクールでは、こどもたちの「創造性のサポート」をするのは「teacherたち」ということで、社員の育成にも力を入れています。新年度に入り新たなメンバーを迎えた事もあり、チームビルディングの意味も込めてこの研修を実施しました!

今回は、浅草にある浄土真宗のお寺、緑泉寺より住職の青江覚峰 (あおえ かくほう)さんをお呼びして、仏教の哲学をテーマに開催。

料理僧として料理、食育に取り組む青江さん。「暗闇ごはん研修」と題して、目隠しをしながら食事をする体験をしました!

まず席に着く一同。目の前にはランチョンマットと一膳のお箸。そして水の入ったグラスとアイマスク。アイマスクを装着したのを確認して「一品目はスープです」と青江さん。ゆっくりとスープの入った器を手に取り、口に運びます。

「トマト?」

「うん、トマトの味がする」と一同。

どんな色をしているかイメージして、覚えておいてくださいと青江さん。

そんな調子で一つひとつの品を、ゆっくり味わった一同。どんな味?触感?これは何の野菜かわかる?何色をしているかな?そんな事をイメージしながら、同じテーブルの仲間とシェアします。

最後の一品が終わりアイマスクを外して、最初の質問へ。トマトの味がしたスープの色はどんな色をしていると思いましたか?と青江さん。赤色という声が多い中、答えは透明!

トマトの味=赤色という「先入観」に気づかされます。

テーブルごとの会話の内容についても、青江さんからコメントが。一つのテーブルでは、一人ひとりが自分の意見をシェアするスタイルだったのに対し、もう一つのテーブルでは相手に質問をしたりと、より活発な関わり合いがありました。

アイマスクを着用し、視覚に頼らず食事をする体験を通して、普段の生活の中では意識できないたくさんのことに気づかされます。

仕事に置き換えると、あたりまえと考えていたことの中に改善点があったり、いつも目を向けていない事の中にソリューションがあるかもしれない。そんなメッセージを実体験した一同でした。

また、同じグループの仲間とコミュニケーションを取りながら進めていくことで、自分の持っている先入観他者への寛容などにも、自然と意識が向かいます。

自分のコミュニケーションスタイルはどんなものだろう?普段のコミュニケーションをもっとこうしたらよりスムーズに、気持ちよくできるのではないか?そんな事も考えるきっかけとなりました。

たくさんの気づきとインスピレーションに溢れた、素敵な研修となりました。

今後もこうした研修を通して、先生たちの育成を実施し、より良いスクール環境・プログラム開発に繋げていきたいと考えております!