教育には革命が必要だ

物理学者でありフューチャリストとして著名なMichio Kaku氏の講演を紹介している記事がありました。英語でお読みになりたい方はこちらを参照されてください。

この記事では昨年のデンバーで開催されたICT(国際教育技術学会)でのKaku氏の「未来と教育の役割」というテーマの講演が紹介されています。Kaku氏の講演はとても興味深くyoutubeなどでもいくつか紹介されています。Kaku氏がよく話すのは、”The Internet Will Be Everywhere and Nowhere”. 今から50年後、テクノロジーは人間の生活と社会のあらゆる側面を一変させているだろうということ。

教育観をどのように革新しなければならないか

ベストセラー作家でフューチャリストでもあるKaku氏は、現在の多くの人々の悩みは、経済と所得格差であり、それは教育の役割に結びつけることができると述べています。未来の仕事の在り方は変わります。もし将来、コンピュータが壁紙の一部となり、インターネット対応のコンタクトレンズが目の瞬きで情報にアクセスできるようになると、教育者はどのように対応すべきでしょうか?Kaku氏は言います。

「将来の仕事には、創造性、想像力、経験が必要です。 我々は子ども達が未来を生き抜けるように準備する必要があります。」

 

進化する未来

Kaku氏によると、技術革新には3つの主要な波がありました。蒸気力と機関車、電気と自動車、ハイテク。そして今我々は経済を推進する第4の波 – バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、人工知能に進入しようとしています

この50年間で起こる進化は、1) 情報のデジタル化、2) Machine Learning (人間の学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術)、3) 医療分野での革新

衣服・乗り物・薬、さらにはトイレまでもがデータ化され、自動で体調状態が分析される。インターネット対応のコンタクトレンズをしていれば瞬きするだけで情報を読み取れるかもしれない。

技術の進化により、今は人間が行っている仕事をコンピューターが担っていくこと。ロボットドクターやロボット弁護士の出現。

医療分野では、3Dプリンターが臓器を作り出したり、オペをする医者要らずの手術マシーンの進化。そして脳科学もさらに進化していくこと。

 

未来を生きる子どもに必要な能力とは

今の世の中から激変する50年後、その未来の世界に生きていくのは今の子ども達。Kaku氏は教育者は未来の担い手である若者たちを導く義務があると言います

子ども達を育てていく立場である教育者へのメッセージとして「50年後でも存在する職業に就けるような育成をしていくこと」 を提案しています。コンピューターやロボットなど、自動化に置き換えられない職業は、より創造力(クリエイティビティ)、想像力(イマジネーション〉、そして経験が必要とされていくからです。

将来は中間層の仕事は徐々に無くなり変化していく。Kaku氏は暗記中心の学習法から、「物事のコンセプトや原理を考えさせること」 に重きを置くべきと提案します。

 

必要なのは創造力と想像力、そして経験

教育者と聞くとどうしても学校など教育現場における先生を想像しますが、私は一番の教育者は子どもの身近にいる保護者だと思います。保護者が意識を変えることにより、子どもの将来は変わってくるのではないしょうか。答えを早く出すことが良い教育ではないのです。小さな子どもに、創造力、想像力を伸ばすような教育や経験を選び与えられるのは保護者しかいないのですから。

 

Mutsumi Paterson // Los Angeles

ムツミ・パタソン(ロサンゼルス)

 

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